お土産に想う・
先日まで、セントレアで白い恋人売ってました。
25日までの限定で、27日に見たときは別のお菓子になってました。
コロナ禍の影響で普段は道内からでてこない白い恋人も限定的に通販を行うとか、
観光に頼る部分の大きい業界は大変です。
お土産とはご当地のご当地で消費されてるものがお土産ではなかろうか。
自分はそう考えます。
各地にいろんなお土産ありますけど、
観光客のために作ったお土産って多いですよねぇ。
「〇〇に行ってきました」系のまんじゅうとかクッキーなんかが典型的です。
ネタとしてはおもしろいですがねぇ。
でも、そういう商品がお土産屋さんの品ぞろえ豊富感に寄与してる。
本当にご当地モノだけをそろえたら、きっとお土産屋さんなんて品ぞろえガラガラでしょうなぁ・・・・・。
北海道の白い恋人みたいに限定的によそで販売されることはあっても基本的にご当地でしか買えないという商品は実に魅力的。
三重県・伊勢の赤福のように広いエリアで販売されているとはいえ、日持ちしないので売ってる場所まで出向いて買わなければならない、という商品も魅力的。
山梨県の金精軒、水信玄餅などは賞味期限短い・デリケートで輸送が不可ということで来店しなければ買えない、食せない、などプレミア感満載!
(買って帰れないならばお土産ではないか・・・・・)
個人的にはご当地乳製品は大好物ですね。
鹿児島で買った。すぐ飲んだ。
白バラ牛乳は成城石井なんかでも入手できちゃったりするけども。
こういったご当地の人が実際に消費している食品を堪能してこそ。
なので本当にご当地のモノを堪能したいと思えば地元のスーパーに限る。
コンビニでも多少、地場のモノがあったりするけど。
スーパーだからと言ってマックスバリュやヨークベニマルなどに行ってはいけない。
ローカルなスーパーを狙うのだ。
市場なんかもいいですね。
ただナマモノはお土産としての扱いが難しい。
クール宅急便などを使うか、クーラーボックスで持って帰るか。
さらにいえば、駅前にスーパーや市場なんてほとんど無い。
金沢の近江町市場みたいな例外はあるけど。
クルマでの訪問なら問題ないが、電車やバスでの訪問の場合はタクシー
やレンタカーでの移動も想定しないといけないので面倒。
結局、箱菓子が楽ちん。
ご当地で消費されようが、されていまいが、駅ナカや高速のSA/PAで売ってる箱菓子は手っ取り早いお土産調達手段である。
でも、せめて買うならばご当地で製造されてるモノが欲しい。
愛知県で製造されて長野県で売ってる某お土産とかでなく!
もっといえば通販で買えないモノがいい!そこでしか買えないモノなら最高。
・・・・・
以上のように、お土産を眺めると様々な葛藤が飛び交う。
その結果、何も買わない。
厳密にいえば買えない。
お土産屋さんに立ち寄るたびに、笑顔で接客してくる店員さんが眩しい。
自分は何も買えないので愛想笑いを返すしかないのが大変心苦しい。
無理だとは思うが、
お土産屋さんで売ってる箱菓子すべてに製造元メーカーを記載してほしい。
記載が無理なら手書きPOPでつけといてほしい。
そうすれば、そうすれば!
なんの躊躇もなく、ご当地の箱菓子を買う。
地酒、これは一番無難なご当地土産か。
業界的にほぼ寡占状態のビールと違い、白鶴、月桂冠、菊正宗といった有力な日本酒メーカーでも全国シェアはけっこう低いそうでうすね。
全国各地に大小いろんな酒造メーカーがあってその土地に卸しているので大手メーカーでもシェアをとれないとかなんとか。
醤油とか味噌も、ご当地色がでますね。
総じていえば、発酵食品はご当地モノと呼べそうです。
ただ、このへんはご自宅用もしくは親しい方へ買っていくという商品ですね。
職場へ持っていってみんなで配る、ようなお土産にはなりえない。
・・・・
なのでこのような作品は大変参考になります。
また、このような書籍も。
新訂版
全国 五つ星の手みやげ
岸 朝子/選
https://www.tokyo-shoseki.co.jp/books/80826/
そういえば、
セブンイレブンの”ミルク餡まん”、は”博多通りもん”と似ている!
と話題になったことがありましたねぇ。
ご当地デイリーの商品をちょっと追記。
ヨーグルッペはよそでもときどき見かけますね。